自分と向き合う。日記を最高の自分の取扱説明書に変える方法

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「自分が一番やりたいことが何なのか分からない」

 

「どんな仕事に向いているのか、何が自分にとって一番幸せなのか分からない」

 

自分のことが分かっていないと、どこへ向かって進めばいいのか悩みますよね。

 

実は、日記にちょっとした工夫をするだけで、そんな悩みを解消できます!

 

脳科学や心理学に基づいた、日記を最高の自分の取扱説明書に変える方法をご紹介します。

なぜ自分と向き合うには、日記が一番いいのか

 

日記以外で自分と向き合う方法といえば、どんなものを思い浮かべますか?

 

心理テストを受けて、自分の性格について調べてみたり、あるいは、パワースポットと呼ばれるような場所へ行って瞑想してみたりなど、人によっていろいろな方法があるでしょう。

 

ただ、これらの方法も、自分と向き合う上では問題があります。

 

心理テストでは、自分の性格の特徴が数値化されて出てくるので、自分の性格を客観的に把握しやすいというメリットがあります。

 

でも、自分の性格の傾向までは分かるものの、どうすれば自分の幸福感は満たされるのかということまでは答えてくれないんですね。

 

また、瞑想して自分に向き合うにしても、人間の脳は一度に考えられる量には限界がある上に、感情がわき上がってきてしまうと、自分をうまく客観視できません。

 

そこで、日記の登場です!

 

日記に書くことって、全部自分に関することですよね。

 

なので、統計データに基づいた心理テストと違って、「なんだか、ちょっと違う気がする・・・」ということにならないんです。

 

また、自分の体験したことや感情を文字にして書き出すことで、自分を客観視しやすくなるんです。

 

感情に振り回されやすいという人や、考え事ですぐに頭がいっぱいになってしまうという人には、日記は自分を見つめる上で、一番いいツールになるんですね。

 

日記に書く3つのこと

いざ自分と向き合うために日記を書こうとなっても、「書くのが大変で、続かない!」という人もいますよね。

 

一日の出来事を細かく書いていくと、分量も多くなってしまうので、それでは毎日続けるのがしんどくなってきます。

 

でも、そもそも自分と向き合うことが目的であるならば、そこまで細かく記録する必要もないですし、毎日やる必要だってありません。

 

自分が「これは大事だから、書き残しておこう!」と思ったものだけを書けばいいわけです。

 

「日記なんだから、毎日書かないと意味が無い」なんて思う必要はないんです。

 

では、日記を書き残すと時って、どんな時なのかというと、感情が働くような出来事があった時です。

 

そして、日記に書くことは、その時の出来事その時の感情、さらに、どうしたいと感じたのかという意志の3つです。

 

それぞれ一文ずつ書けば、一日分の日記は、わずか三行で終わります。

 

無理をしてたくさん書こうとすると、続けるのがしんどくなるので注意しましょう。

 

自分の価値観を知る

 

「何で日記に書くのは、出来事、感じたこと、意志の3つなの?」と疑問に思う人もいますよね。

 

理由は、2つあります。

 

その一つが、自分の価値観を知ることです。

 

自分はどんなことに価値を感じるのかということを知らなければ、どうすれば自分は幸せになれるのかが分からないんですね。

 

例えば、愛によって満たされるという人であれば、愛が満たされない状態で、収入だけがどんどん増えていったとしても、物足りなさを感じるばかりで、幸福感を感じにくいんですね。

 

その人の価値基準が愛にある以上、どんなにお金があったとしても、愛が満たされなければ、幸せを感じることができないんです。

 

それでは、具体的にどうすれば自分の価値観が分かるようになるのかというと、出来事とそれに伴う感情の関係に着目します。

 

ある出来事から感情が生じるときに、私たちは価値観のフィルターを通してその出来事を見ることで、その出来事に意味づけをします。

 

そして、その出来事に対して、自分にとっていい出来事、あるいは悪い出来事といったような意味づけがされると、そこから感情が出てきます。

価値観のフィルター

出来事、感情、意志の関係

 

例えば、スポーツの大会に出場して、一回戦で負けてしまったとしましょう。

 

勝負はとにかく勝たなければならないという価値観を持っている人であれば、その価値観のフィルターを通して負けたという出来事を見れば、負けて悔しいという感情が出てくるでしょう。

 

一方、いろんな人と交流して切磋琢磨することに意味があるという価値観を持っている人であれば、たくさんの人と交流できて楽しかったという感情が出るはずです。

 

このように、どんな出来事に対して、どんな感情が出てくるのかを見ていけば、自分の価値観の全体像が見えてきます。

 

例えていうと、数学の授業で習う関数のようなものです。

 

グラフを描いて、x=1のときy=2、x=2のときy=8・・・という具合に、点を描きいれていくと、点の数が増えるにしたがって、どんな関数なのかが見えてきますよね。

 

これと同じように、どんな出来事が起こった時に、どんな感情が出てきたのかを整理していくことで、自分が持っている価値観の全体像がハッキリしてくるんです。

 

どんなものと接点があるのか

 

日記に、出来事、感じたこと、意志の3つを書くことのもう一つの理由、それは、自分はどんなものと接点を持っていて、何をしたいのかをハッキリさせるためです。

 

ある出来事が起こって、そこから感情が動くと、次に意志が生じます。

 

先ほどの例でいうと、スポーツ大会で負けて悔しい思いをすると、次の試合では絶対勝てるように練習に打ち込もうと思う、といった感じです。

 

日記に出来事や、自分はどうしたいと思ったのかという意志を書きいれておけば、自分はどんなものと接点があって、どんなことをしたがる人なのかというのが見えてくるんですね。

 

一つ一つの出来事や意志は小さいものかもしれませんが、たくさん日記に書きためて後で読み返せば、自分の方向性が見えてきます。

 

そうすれば、就職や転職の時に役に立ちます。

 

就職・転職の採用面接で必ず聞かれる質問といえば、「どうして当社を志望されたのですか?」ですよね。

 

日記に書いた3つの項目は、そのまま志望動機にすることができます。

 

どんな出来事があって、そこからどんなことを感じ、どのようにしたいと思ってこの仕事をやろうと思ったのかを面接で話せばいいんですね。

 

どんな出来事があったのかを振り返ることで、どんなものと接点があるのかが浮かび上がってきます。

 

そして、何をしたいと感じたのかによって、自分のやりたい仕事が見えてくるんです。

 

自分のパターンを知る

 

お金でトラブルになりやすい人、恋愛や友人関係でモメやすい人、仕事がいつもうまくいかない人など、人によって失敗しやすいパターンというのが、ある程度決まっています。

 

日記をつけていると、自分のうまくいきやすいパターンや失敗してしまいやすいパターンの傾向が浮かび上がってくるんですね。

 

自分のパターンさえちゃんとつかめていれば、失敗しやすいパターンを避けて、出来る限り自分の得意とするパターンに持っていければいいわけですから、自分をコントロールしやすくなります。

 

心理テストだと、自分のパターンを細かく把握するのは難しいので、このへんも日記を書くことのメリットですね。

 

気をつけたい言葉

 

日記を書く上で気をつけたい言葉があります。

 

それが、「ねばならない」です。

 

ねばならぬ思考というのは、義務感によって自分を強く縛りつけてしまうので、そんなことを続けていると、どんどんしんどくなってきてしまうんですね。

 

そして、もう一つ気をつけないといけないのが、一見すると願望に見えても、実は義務感に基づくものです。

 

例えば、大学受験生で、「○○大学に合格したい」というもの。

 

自分が心の底から行きたいと思う大学であれば問題ありませんが、その大学に行くのが自分ではなく親の希望だという場合には、本当の自分の意志ではないわけですから、どこかでしんどくなってきてしまう危険性があります。

 

義務感を持って行動するのは、悪いことではありませんが、ずっとそれを繰り返していると、どこかで耐えきれなくなってしまうかもしれないことには、注意が必要です。

 

日記は自分の取扱説明書

「日記なんて書くのも面倒くさいし、長続きしない!」、そんな人も多いですよね。

 

そもそも、なぜ日記が続かないのかというと、書くことが多すぎて負担に感じること、そして、日記を書くことの効果を実感できないことが原因ではないでしょうか。

 

逆に言えば、手軽にできて、しかも読み返すごとに何か発見がある日記であれば、書くのも読み返すのも、楽しくなります。

 

どんな出来事に対して、どんな感情が出てきたのか。

 

ズバリ、これが重要なポイントです。

 

事実を書くだけで、感情について何も触れられていないと、自分がどんな人で何をしたいのかということが分からないんですね。

 

出来事と感情の関係を見ていけば、自分の価値観が浮かび上がってきます。

 

そして、自分の価値観がわかると、その価値観が、どうすれば自分は一番幸せになれるのかを教えてくれます。

 

自分のことを一番よく知るには、自分で自分を客観的に見つめることが大事になってきます。

 

それができる日記は、まさに自分の取扱説明書なんです。

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