面接の答えにくい質問は、何を見抜こうとしているのか?

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面接で、「どうしてこんなことを聞いてくるのか?」って思うこと、ありますよね?中には、質問してきた側の意図が読めずに、どう答えたらいいのか分からないということもあるはず。

 

変な質問や意地悪な質問でも、必ず何か意図があります。

 

採用担当者は、どんな質問で、どんなことを見抜こうとしているかを解説していきます。

誰にとっても答えにくい質問こそが本来の圧迫面接

これまでにも圧迫面接に関連した記事を書いてきましたが、ほとんどの場合、圧迫の原因は応募者の準備不足や能力不足なんですね。

 

意地悪な質問や威圧的な態度で心理的な負担をかけて、ストレス耐性を見ているという圧迫面接は、ほとんどないと言ってもいい状態です。

 

しかし、ストレス耐性を見るという目的以外で、答えにくい意地悪な質問をしたり、変な質問をしたりすることはあるんです。

 

答えにくさなどによって、ある程度の負荷をかけなければ、応募者が持っている能力がどの程度なのかを見抜くことはできないんですね。

 

これこそが、本来の意味での圧迫面接です。面接室の中で怒鳴ったり、威圧したりというものではないんです。

 

それでは、具体的にどんな答えにくい質問があるのかを解説していきます。

 

どんな質問で、何を見抜こうとしているのか

 

上司と意見が合わなかったら?

上司と意見が食い違うなんてことは、よくあること。問題は、そうなった時に、どう対処するかです。

 

どんな人材が求められているのかが分からないと、こういった質問って、答えにくいんですよね。

 

可能性として考えられるのは・・・

 

・組織に対して従順な人間か見極めたい

・自分の意見が通らなかったくらいで辞めてしまわない人かを確かめたい

・上司に刃向かって、変なスタンドプレーに走っていく可能性があるかどうかを見たい

・上からダメだと言われても、必死に上司を説得して、チャレンジしていく気のある人か知りたい

 

・・・と、こんな感じでしょう。

 

具体的にどれに該当するのかは、事前に企業研究をしっかりやっていないと分かりません。

 

私の場合は、企業研究をして、チャレンジ精神をとりわけ強く求める企業だと知っていたので、上司をなんとかして説得すると答えました。

 

当社の社名を変えるとしたら、どんな社名にしますか?

面接では、いきなり突拍子もない質問がくることもあります。

 

「社名を変えるとしたら?」なんて急に聞かれると、「え?社名変更なんて考えてたの!?」と想定外の事態にあたふたしてしまいます。

 

これも質問の意図としては、対応力や柔軟性を見たいということでしょう。

 

新しいことにチャレンジしていけば、当然、想定外なことにも出くわしますから、うまく対処する力があるかを見たいんですね。

 

それに、こんな変わった質問への対処法なんて、就活本にはほとんど書かれていないことが多いでしょうから、就活生としてはノーガードです。

 

なので、こういった突拍子もない質問は、就活生の本来の姿を知る上で、役に立つんですね。

 

ちなみに、この質問は、さきほどの「上司と意見が合わなかったら?」の質問をしたのと同一企業の面接のときのもので、やはりチャレンジ精神も見てるんじゃないかなと思ってます。

 

それでもだめなら?

「あなたなら、こんな時にどうしますか?」という質問で、ちゃんと質問に答えていても、「それでだめなら?」と聞き返されることがあります。

 

その質問にもちゃんと答えても、「それでもだめなら?」と何度も聞き返されてくると、答える側としては、「しつこいな~」と嫌になってきますよね。

 

これも質問の意図としては、やり抜く力があるのかをチェックしているんです。

 

少しくらいうまくいかないことがあったからといって、すぐに心が折れてしまうようなメンタルの弱い人や、途中で投げ出してしまうような意志の弱い人はいらないよということなんですね。

 

ちなみに、この質問も、先ほど紹介した二つの質問と同じところの面接でやられたものです。

 

チャレンジ精神をかなり強く求めているので、それが面接の質問にもよく表れているというのが、分かるでしょう。

 

野球とサッカー、どちらがスポーツとして面白いと思いますか?

野球派なのか、サッカー派なのかをチェックして、一体どんな能力を見抜こうとしているんだと思うかもしれませんが、大事なのはそこではありません。

 

面接を担当してくれた人がオープンな人だったので、後でタネ明かしをしてもらいましたが、重要なのは論理的に考えて、それを相手に分かりやすく伝えることだそうです。なので、野球やサッカー自体は、あまり関係がないんです。

 

なぜ野球(もしくはサッカー)が面白いと言えるのかという理由をちゃんと考えて、それを他の人にちゃんと伝わるように話ができるというのが大事なポイントになってきます。

 

なので、なんとなく好きだからというような、論理的ではない回答ではダメなんですね。

 

論理的に考えることと、考えたことを相手に分かりやすく伝えることは、ビジネススキルの中では、基本中の基本ですから、それがちゃんとできているのかを確認しているんですね。

 

日本全国に電柱は何本あると思いますか?

「日本全国に電柱は何本ありますか?」と聞かれると、何も知らない人は、「そんなこと聞いて、どうするつもりなんだ?」と思うはずです。

 

ここで大事なのは、正確な数を答えることではなくて、どういうふうに考えて答えを出すかなんです。

 

先ほどの野球とサッカーの質問に似ていて、考える力を試す質問ですが、一番の違いは、地頭力と呼ばれる思考力を見るための質問であるということ。

 

うまく仮説を立てて、問題をシンプルにとらえ、それらしい答えを導き出してくるという力があるかどうかを見るんです。

 

高度な思考力を要求されるコンサルタント系の企業なんかの面接に行くと、この手の質問が出てきたりします。

 

自分を○○に例えると、何になりますか?

自分を色に例えると何色になるのかや、動物に例えると何になるのかなど、自分を他のものに例えてくださいという質問も、よくあります。

 

急にこんなことを聞かれても、準備してないと答えにくいし、「こんなことを聞いて、どうするんだ?」って、思いますよね。

 

ここで担当者が知りたいのは、応募者がどんな性格の人なのかです。

 

しかも、一言で簡潔に言い表すと、どんな人なのかを知りたいわけです。

 

例えば、色で自分を例える場合には、その人の性格によって選ぶ色は違ってきますし、どんな性格の人が、どんな色を選ぶ傾向にあるのかは、色彩心理学で分かっています。

 

赤を選ぶ人は、情熱家で正義感が強い、黄色を選ぶ人は、社交家でアイデアマン、青を選ぶ人は、調和や協調性を大事にする人という具合です。

 

自分を動物に例える場合も、どんな動物に例えるのかで、その人の性格を端的に把握したいわけなんですね。

 

担当者としては、応募者の自己PRをダラダラと聞かされても、その人がどんな人なのかという全体像がつかみにくいので、一言で言うとどんな人なのかを知りたいんです。

 

子供時代は、どんな子でしたか?

子供時代のことなんて、だいぶ昔のことだし、そんなことを知ってもたいして役に立たないのではないかと感じる人もいるでしょう。

 

ここで、担当者が知りたいのは、応募者の本来の姿なんです。

 

応募者の現在の姿というのは、周囲の人や環境の影響によって、本来の姿から大きく変わっている可能性があります。

 

なので、子供時代であれば、周囲の人や環境の影響は、まだ十分受けていないわけですから、その人の本来の姿が出やすいということになります。

 

そうやって、その人の本来の姿を見極めたうえで、自社に合いそうな人材なのかや、どれくらいポテンシャルがありそうなのかなどをチェックするわけです。

 

質問の背景を知ることで、答えも見えてくる

どう答えたらいいのか困るような質問も、何を求められているのか明確にすることで、答えが見えてきます。

 

先ほど紹介した7つの質問でも、チャレンジ精神や論理的思考力、自分の性格などを聞かれているということが分かれば、どう答えるべきなのかは分かるはずです。

 

この記事で紹介していない質問でも、企業側がどんな人材を欲しがっているのかを事前に把握しておけば、何を聞き出そうとしている質問なのかは、ある程度は推測できます。

 

もし、何も知らない状態で、「上司と意見が合わなかったら?」と質問されたとしましょう。

 

この質問を勝手に、上司とケンカになって、辞められたら困ると思っているから、こんなことを聞いてくるんだと解釈してしまったら、まったく方向性の違う答えを出してしまいます。

 

「私は協調性があるんで、上司にうまく合わせます」なんて答えてしまうと、チャレンジ精神が無い人と判断されてしまい、後でお祈りメールが来るということにもなりかねません。

 

だから事前に、相手はどんな人材を欲しがっているのかを、出来る限り具体的に調べ上げる必要があります。

 

さすがに何も知らない状態では、質問に答えにくいし、下手をすると地雷を踏みかねないので、ご注意を!

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