四柱推命がどれほど当たるのかを実際に検証してみた

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人生で大きな決断をしようとすると、誰だって悩みますよね。

 

恋愛、結婚、就職・転職、人間関係・・・挙げればきりがありません。

 

「どうしてもアドバイス的なものが欲しい!」となったときに、占いに頼ってみようかなと思う人も多いはず。

 

そこで今回は、占いの中でもよく当たると言われている四柱推命について、実際どれくらい当たるものなのかを検証してみました。

【目次】

占いの3つのタイプ、なぜ四柱推命なのか

あくまで私個人の見解ですが、占いは3つの系統に分けることができます。

 

①占い師の霊感に頼るもの

 

いわゆる霊視と言われるものです。だれでも真っ先に思い浮かべるのが、水晶玉占いでしょう。

 

占いができるのは、特別な霊感を持った人に限定され、いつ占うのかや、誰が占うのかによって結果がバラつきやすいです。

 

 

②確率的な要素の濃いもの

 

神社のおみくじに代表されるような、くじを引いて出てきた結果で運勢を見るというものです。

 

特に霊感が必要というわけでもなく、誰でも気軽にできます。

 

ただし、これも結果の再現性はなく、結果は毎回やるごとにバラつきます。

 

タロットカードなんかも、シンクロニシティと呼ばれる意味ある偶然の一致を利用する方法で、確率的なものといえるでしょう。

 

ただ、おみくじの場合と異なり、出てきたカードの内容の解釈には柔軟性があるため、カードの内容の解釈については占い師の霊感による部分もあります。

 

おみくじやタロットカードも、確率的な要素が濃いため、やはり結果に再現性はなく、やるたびごとに結果は異なります。

 

 

③過去の統計データに基づくもの

 

何千年にもわたって積み上げられてきた膨大な経験などから傾向を見つけ出して、それをもとに未来を予測するという科学的なやり方に非常に近い方法です。

 

四柱推命、算命学、手相、人相、姓名判断などが当てはまります。

 

統計データがもとになっているため、信頼性があり、的中する確率も比較的高いものです。

 

同じやり方で占えば、誰がいつやっても同じ結果が得られるという再現性もあります。

 

 

占いは大きく分けでこの3つの系統に分類することができ、中でも過去の統計データに基づくものが、再現性もあり一番信頼性が高いものです。

 

その中でも的中率の高さに定評があり、「占いの帝王」とも呼ばれる四柱推命を選んで、どれくらい当たるものなのかを調べてみました。

 

安倍晴明神社に決めた理由

占ってもらう上で、一番怖いのがぼったくりや、変な霊感商法です。

 

それに四柱推命の知識が中途半端な占い師の先生にみてもらっても、本当に四柱推命が当たるのかどうなのかの検証になりません。

 

そこで目をつけたのが、大阪の安倍晴明神社にある占いコーナーです。

 

この占いコーナーでは、占い師の先生が毎日交代で、占ってくれます。

 

神社という神聖な場所であり、そんな場所でぼったくりがあったとなれば、安倍晴明公の名を汚すことになってしまうので、ぼったくられる心配はありません。

 

聞いた話では、占いの料金は全額神社への寄附金として納められるらしいので、占い師の先生はボランティアでやってるみたいです。

 

また、下手に占いを外しまくってトラブルになるようでも、安倍晴明公の名を汚すことになってしまうので、それなりの実力を持った先生が見てくれるようです。

 

これらの理由から、安倍晴明神社を選びました。

 

実際に占ってもらって

実際に占ってもらったのは、80歳を過ぎたおばあちゃんの先生でした。

 

最初に、何について占いたいのかを聞かれ、次に生年月日と出生時間を言いました。

 

机の上にあるものは、使い古された四柱推命の本と命式(運勢を表すチャート図)を記入するための用紙だけです。

 

命式を作成しながら、「あんた、かなり運が強いわ~」ということを言われました。

 

占ってほしい内容といつ生まれたのかしか言っていないにも関わらず、性格なんかをズバズバと言い当ててきたので、やはり腕のいい先生のようです。

 

仕事運について見てもらいましたが、結果が出ていないようなら変わった方がいいとアドバイスされました。

 

他にも、女性と付き合うなら、何を考えているのかよく分からない女性とのほうがうまくいくとのこと。

 

理由としては、「やさしみ」というものが私には無いかららしいです。

 

あまり他人のことを気にかけるという部分がないため、男性に構ってもらいたがる女性が相手だと、「なんで私に構ってくれないの?」となってしまい、関係に亀裂が入りやすいという説明に納得しました。

 

結構、自分に当てはまっている部分も多く、いろいろと気づかされた部分もあったので、占いの結果としては、当たったと考えていいでしょう。

 

念のためにもう一人

さすがに一人の先生にみてもらった程度では検証したことにならないので、もう一人の先生にもみてもらって比較することにしました。

 

次に選んだのは、大阪市内で四柱推命の教室の運営もしている先生です。

 

教室を運営するくらいだから知識も中途半端ではないだろうし、悪いうわさが立てば教室の生徒も集まらなくなるだろうから、危ない先生ではないだろう判断しました。

 

こちらは占ってもらう前に、占ってもらう内容と生年月日などを事前にメールで伝えてありました。

 

先生の事務所(マンションの一室)で占ってもらいましたが、どういうわけか安倍晴明神社で占ってもらったときとは、逆の結果が出ることが多かったです。

 

仕事に関しては、今の仕事を続けて形にした方がいい、ということを言われました。

 

運気についても、大器晩成みたいな激しいものではなく、将来的にはこぢんまりと事務所を経営するみたいな感じとのこと。

 

性格なども大きくは外れていませんでしたが、少し引っかかるところはあるといった印象でした。

 

占いの結果としては、少し微妙な感じです。

 

当たっているとも、外れているとも言いにくいという感じでした。

 

結果を比べてみてどうだったか

四柱推命を使う先生二人に占ってもらいましたが、結果にはバラつきがあります。

 

安倍晴明神社で占ってもらった先生の命式では、天干、地支以外に、九星、柱勢というものが書かれていました。

 

四柱推命と九星気学が組み合わさっていて、同時にみれるようになっているのでは、という感じです。

 

(九星気学については、別の記事で検証しています。→九星気学とエニアグラムを比べてみた!自分の適職を知る方法

 

一方、二人目の先生の命式では、天干、地支しか書かれておらず、いたってシンプルなものでした。

 

しかも、変通星だけでなく、空亡もみないという変わった命式で、「こんなに情報が少なくて大丈夫なの?」と思ってしまったほどです。

 

さらにここで、『増補改訂 決定版 正統四柱推命術詳解』(不二龍彦著、Gakken)を読んで、自分でも命式を作成してみました。

 

こちらの本の命式では、変通星、12運、神殺といった情報もあり、命式の作成は面倒ですが、情報量は多いです。

 

性格や運気などもチェックしてみましたが、当たっているかどうかは少し微妙な感じです。

 

方向性は間違っていない気がしますが、今の自分に当てはめた場合に、当たっているとも言い難い面があります。

 

占い師の先生と本1冊を比較してみましたが、同じ四柱推命でも、全然違います。

 

四柱推命と一言にいっても、いろいろと流派が存在し、誰が占うのかで結果はかなり違ってくるようです。

 

同じ四柱推命なのに、三人比較して三人ともやり方がバラバラだったことには、驚きました。

 

おおまかな方向性ではどれも一致するものの、細かいところの解釈となってくると、流派によって差が出てくるといった感じです。

 

やはり誰が占うのかによって、結果は違ってきます。

 

今回は四柱推命に限定して検証していますが、「四柱推命と他の占いは、どうなの?」ということが気になる方は、こちらもご参考にしてください。→四柱推命は本当に「占いの帝王」か?他の占いと比較してみた

 

また、四柱推命による性格診断についても、心理テストとの比較検証をしていますので、占って出た性格が当たってないと感じる方は、参考にしてみてください。→四柱推命による性格占いを、心理テストを使って検証してみた

 

当たるかどうかよりも大事なこと

今回、実際に検証してみてどうだったのかというと、四柱推命はそこそこ当たるといったところでしょう。

 

何千年分もの統計データがもとになっているので、やはりそれなりの的中率はあるようです。

 

ただ、どれくらい当たるものなのかは、占う先生によってやり方が異なってくるので、かなり変わってくると思います。

 

四柱推命と言っても統計的なものなので、平均から大きく外れるような人には通用しないということも考えられます。

 

同じ薬でも、ちゃんと効く人もいれば、副作用が出て使えないという人がいるのと同じです。

 

占いは当ててもらうということも大事ですが、自分が気づいていなかった何かに気づかせてくれるというのも大事だと思います。

 

困った問題に対してどうしたらいいのかというアドバイスをもらったり、自分の問題点を指摘してもらって対処法を教えてもらったりなど、自分の未来を当ててもらうこと以外の使い方もあるでしょう。

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