大原とTACの違いとは?税理士講座の体験レビュー!

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税理士試験の勉強をしようとして、大原にしようか、TACにしようか迷う人って、多いですよね。

 

ホームページやパンフレットを見比べてみても、似たり寄ったりで、違いが全然わかりません!

 

かく言う私自身も、パンフレットを見てまったく違いが分からず、どちらも大して変わらないだろうと思って決めてしまったところがあり、後で痛い目にあいました・・・。

 

学校選びって大事ですよね~。

 

大原とTACは似ているようでいて、実は真逆の存在なんです。

 

なので、これから税理士試験を受けようという人の役に立てばと思い、違いを徹底的に解説していきます!!

学校法人と株式会社であることの違い

大原もTACも資格の学校であるということは、どちらも同じ。

 

しかし、大原は学校法人であり、TACは株式会社であるという点が異なっています。

 

実はこの形態の違いが、いろんなところに影響してるんです。(記事全体を読んでいただければ分かります。)

 

人を育てることを目的とする学校法人と、利潤を追求する株式会社では、考え方に違いが出てくるんですね。

 

他にも、大原は大原簿記学校としてスタートし、経理の人を養成する学校として始まったという面があるのに対し、TACは公認会計士がメインというところがあります。

 

TACで会計科目の講座を受講していて、公認会計士をあきらめて税理士に転向してきたという人を何人か見かけましたので、TACにとって税理士講座は、公認会計士試験で挫折した人のための受け皿といった感じです。

 

雰囲気はどんな感じか

通信教育ではなくて、教室に通って勉強しようという人には、教室がどんな雰囲気なのかも気になるところ。

 

大原は、和気あいあいとしたところがあります。

 

私は参加したことはありませんが、大原の受講生だった事務所の所長の話によると、クラスで飲み会などの交流があったらしいです。

 

逆に、TACでは、合格祝賀会などのイベント以外では、受講生と講師の交流のようなものは無かったです。

 

TACは、税理士講座をビジネスとしてやっているということもあってか、受講生と講師の関係は、大原に比べるとドライな感じがします。

 

この辺の雰囲気の違いは、学校法人か株式会社かの違いでしょう。

 

教材の違い

教材に関しては、大原の方が評判はいいです。

 

大原のテキストは、バインダーで整理できるように穴があけられていて、必要な部分だけを抜き出して持ち運びできるので、結構便利です。

 

また、テキストの中も、図解による解説が多く、無駄な部分を省いてコンパクトにまとめられていました。

 

理論暗記の教材も充実しており、覚えた理論をアウトプットして練習するための問題集も用意されていました。

 

逆に、TACの方は、テキストは大原に比べて図解は少なく、文章による解説がメインです。

 

また、大原と違って、かなり細かい論点にまで踏み込んでいるという印象がありました。

 

理論に関しては、TACでは理論テキストと理論マスターという二種類の教材がありました。

 

理論テキストは、理論の内容を細かく解説したものですが、たいていの場合は理論マスターで十分だったので、使っている人はほとんど見たことがありません。

 

さらに、理論をアウトプットするための専用の問題集のようなものは無く、とにかく理論マスターの理論をそのまま丸暗記して、それを実力テストやミニテストで書き出すという形でした。

 

ただし、私が受講していた時の話なので、今はどうなっているか分かりません。

 

試験が法律の内容を理解しているか問うものに変わってきたので、もしかしたら脱丸暗記を進めて、理論用の問題集を作っているかもしれません。

 

教材の傾向を一言で表現するのであれば、大原の方は、理解中心でポイントを押さえ、コンパクトにTACの方は、暗記が中心で細かいところまで押さえ、ガチガチに固めるといった感じです。

 

講師はどんな感じだったか

どんな先生に習うのかということも、試験の合否を左右する大事な要素ですよね。

 

大原の先生は、ちゃんと研修を受けているらしく、講師の間で教え方のバラつきがあまり見られません。

 

講師として採用される際には、受講生の中からコミュニケーション能力が高い人が選ばれて採用されるらしいので、変なクセのある先生は見かけませんでした。

 

TACの場合は、研修というものは、たいしてやっていないようで、採用される際には模擬授業を数回ほど実施して、ちゃんといけそうなら採用されるみたいです。

 

そのせいか、TACの先生は、講師によって教え方がバラバラです。

 

大原に比べてキャラの濃い先生が多く、カリスマ的に腕のいい先生もいれば、受講生からの評判の悪い先生もいます。

 

TACは講師の当たりハズレが大きいので、事前に自分にちゃんと合うかどうかは受講経験のある人に聞くなどして、調べておいた方がいいでしょう。

 

どんな教え方をしているのか

大原は、細かいところまで受講生をフォローしてくれるという感じです。

 

授業では、板書に加え、プロジェクターが使用されます。

 

図解やアニメーションを多用した教え方で、内容の方もしっかり整理されていて分かりやすいという印象です。

 

一方、TACの方は、講師の自由にさせているというところがあります。

 

板書のやり方や、テキストへのマーカーの指示など、講師によってバラバラです。

 

講師によっては、追加の教材として、講師が作成したレジュメを配るということもあります。

 

税理士試験に対する考え方の違い

どのように勉強を進めていけばいいのかという考え方も、大原とTACでは真逆です。

 

実力テストで悪い点を取った時などは、大原の場合には、まず基本をしっかり理解するように指導されます。

 

しっかりと基本を理解できていないと、本試験でひねった問題が出題されたときに、解答不能に陥ってしまうからです。

 

あまり応用的なことばかりやらないで、基本をしっかり教えようとするのは、学校法人であるがゆえの考え方なのかなという感じです。

 

逆にTACの場合には、とにかく問題集の問題を解きまくるように指導されます。

 

本試験ではとにかくスピードが優先され、いちいち考え込んでいたのでは高得点が取れないというのが、TACの考えのようです。

 

そのため、理論は丸暗記だし、計算問題も機械的に解くようなやり方で、理解するのは後回しでいいという感じです。

 

とにかく効率やスピードを重視するのは、株式会社であるがゆえの考え方なのではないでしょうか。

 

直前対策ではどんな問題を解くのか

直前期になると、本試験に向けて総合問題演習をひたすらやるのはどちらも同じですが、ここでもやはり違いが出てきます。

 

大原の場合には、強烈に難しい問題を解かせるということはありません。

 

まずは基本的な内容のものから解かせはじめ、本試験に向けて徐々に難易度を上げていくというやり方をします。

 

あくまで基本を重視した教え方をします。

 

一方、TACは、なかなか解くことのできない難しい問題を意図的に出してきます

 

これは、受講生が本番で、本試験のあまりの難しさにパニックを起こしてしまわないように免疫をつけさせることと、解くべき問題と解かなくてもいい問題の見極めの練習のためです。

 

本試験では、絶対に正解しておかなければならない問題の見極めが非常に重要になってくるので、TACではそれの練習をやります。

 

受講生のレベルと傾向

受講生のレベルとしては、TACの方がレベルは高いという印象があります。

 

その理由としては、公認会計士試験に挫折した人が移ってきたり、日商簿記1級を合格して公認会計士の方へ行かずに税理士の方へ来るという人が、それなりの数だけいること、さらに、大原に比べて難しい問題をたくさん解いていくことが挙げられます。

 

受講生の雰囲気としては、大差はないと思いますが、どちらかというとTACの方は内気な人が多い気はします。

 

質問受付について

質問への応対は、大原の先生の方が丁寧です。

 

TACでもちゃんと答えてはもらえますが、講師によってかなりバラツキます。

 

納得のいくいい答えをしてくれる場合もあれば、すぐに答えてもらえずに保留されてしまうことがあります。

 

ただ、TACの先生の場合には、実務をやりながら講師をしているという先生もいらっしゃるので、実務に関することがあれこれ聞けるというメリットはあります。

 

またTACでは、校舎ごとに講師が決まった曜日の時間帯に質問に対応するために待機しており、その案内が掲示板に張り出されているので、曜日と時間帯に問題が無ければ、質問には行きやすいです。

 

自分に合った学校を選ぶには

自分に合った学校を選ぶというのは、合格を勝ち取る上で、ものすごく大事です!

 

なので、実際に両方の学校の授業を受けた経験をもとに、どんな人に向くのかを整理してみます。

 

まず、大原が向いているという人は、あまり自分の実力に自信が無く、基本的なことをしっかり教えて欲しいというタイプです。

 

大原は、難しい問題をたくさん解かせるということがなく、とにかく基礎を重視します。

 

長々とした文章を読むのが苦手で、図やイラストのようにビジュアル的に理解できる教材がいいという人に向きます。

 

一方、TACが向いているという人は、ある程度の実力があり、細かい論点や応用的なことも押さえておきたいというタイプです。

 

図やイラストを多用した教材だと、なんだか分かったような気分になるだけで、細かい部分までちゃんと理解できないので、文章で細かいところまで解説して欲しいという人に向きます。

 

また、試験のことだけでなく、実務のことも聞いておきたいという人は、実務家の講師の多いTACがいいでしょう。

 

まとめ

ここまで記事を読んでいただければ、大原とTACは真逆の存在だということがお分かりいただけたと思います。

 

パンフレットを見ただけでは全然わかりませんが、実はこれだけの違いがあるわけです。

 

学校選びは、迷うところかもしれませんが、必ずしもどちらか一方に絞らないといけないということもありません。

 

会計科目はTACで取って、税法科目は大原で取るというやり方もありです。

 

【資格の大原】
税理士を目指すなら

 

実際、私も簿記論と財務諸表論はTACで合格し、税法科目がなかなか合格しないので、大原に変更したという経緯があります。(ちなみに、会計科目はTAC、税法科目は大原が強いと言われています。)

 

なかなか合格できずに、「もしかして、学校選び、間違えたかも・・・」とならないためにも、それぞれの特徴を押さえた上で、自分に合った学校を選びましょう!

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