相手に「この人、わかってくれてる!」と思わせるテクニック

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

初対面が苦手で、変なことを言ってしまって相手から嫌われたらどうしようかと不安になることはありませんか?

 

初対面で相手から「この人、わかってないな」と思われてしまうと、その人と仲良くなるのは難しくなってしまいます。

 

セールスの場面でも、お客様が「この営業の人は、こちらのことをわかってくれてるな」と感じれば、お客様は、安心して商品やサービスを買うことができます。

 

それだけ相手に「この人、わかってくれてる!」と思ってもらうことは、信頼関係を作る上で、ものすごく大事なんですね。

 

今回は、そんな信頼関係を作る上で役に立つ読心術について、ご紹介します。

そもそも、他人の心を読み取ることは可能なのか

 

「もしも、相手の心が読めたなら・・・」、そう思ったことはありませんか?

 

相手が何を考えているのか完璧に理解できれば、コミュニケーションの行き違いも防げます。

 

しかし、残念ながら、心を読んでいるかのように見せることは可能であっても、実際に一言一句レベルで相手の考えを読み取ることって、できないんです。

 

実際に心理カウンセリングでよくある誤解ですが、心理学のことをよく知らない相談者の中には、「自分が考えていることを全部読み取られてしまう!」と思い込まれている方がいらっしゃいます。

 

心理カウンセリングの基本は、傾聴といって、相談者の言うことにひたすら耳を傾けることなんです。

 

そうすることで、相談者に気づきを与えたり、心のつっかえを取ったりして問題解決につなげるんですね。

 

なので、心理カウンセラーは、相談者の話に共感を示すということはしても、心の中を読み取るということはしません。

 

また、心理学に関連して、私は占いやマジックも多少はやりますが、占いやマジックのテクニックを使ったとしても、相手の心が完全に読めるというわけではありません。

 

占い師は、基本的にはコールド・リーディングというテクニックを使って、あたかも心の中を読み取っているかのように見せているだけなんですね。(後でそのテクニックの一部を解説します。)

 

マジックの演目でも、相手の心を読んで何を選んだのかを言い当てるというものがありますが、もちろんこれにはトリックがあります。

 

マジシャンの巧みな言葉使いと演技によって、心を読んでいるかのように見せているだけです。

 

結局のところ、心の中を読めているような印象を相手に与えることはできても、相手の心の中を直接読み取ることはできないんです。

 

なので、直接的に相手の心を読み取ろうとするのではなく、相手に「この人は、わかってくれてるんだな」という印象さえ与えればいいわけです。

 

誰に対してリーディングをするのか

 

相手に対して、わかってくれているという印象を与えるためには、まず相手が誰であるかが重要です。

 

相手が不特定多数なのかや、特定の誰かなのかによって、対策の仕方が変わってきます。

 

不特定多数なら、ターゲットを絞り込む

 

不特定多数の人を相手に情報発信する場合、ターゲットを明確にすることが重要です。

 

性別、住所、年代、仕事や趣味などを具体的にイメージすることで、そのイメージに合った相手に対して、より強くアピールすることができるんですね。

 

例えば、「最近、物忘れがひどくなってきたと感じる40代男性の方へ」だとか「お肌のハリとツヤが気になる50代女性の方へ」というふうに、誰に向けて情報発信するのかを明確にします。

 

このようにターゲットを明確にすることはペルソナ対策とよばれ、マーケティングの世界ではよくやられることです。

 

誰に対して情報発信するのかが明確であれば、相手に一番合った言葉を選ぶことができます。

 

そして、送られてきた広告を見た相手は、「まさに自分のことだ!」と感じ、広告の中身にも興味を持つようになるわけです。

 

特定の人が相手なら、じっくり観察する

 

どんな人を相手にするのかが事前にわかっている場合には、とにかくその相手をじっくり観察することが重要です。

 

相手から「この人、わかってないな」と思われてしまう人というのは、たいてい観察が足りていません。

 

早合点して決めつけてしまったり、自分の価値観を押し付けてしまったりするものだから、相手からは嫌がられてしまうんですね。

 

これは心理カウンセリングでも重要なことで、一方的な決めつけや押し付けをしてしまうと、相手との信頼関係が一気に崩れてしまい、カウンセリングがうまくいかなくなります。

 

そうは言っても、あまり相手をジロジロ見てしまうと、変に思われてしまいますよね。

 

なので、次に解説する読心術に使えるテクニックも使いながら、相手の話すことから情報を得るようにしてください。

 

十分な情報が集まって確信が持てるようになれば、相手がどういう人なのかを決定してもいいんです。

 

くれぐれも、十分な情報も無いまま決めつけたり、押し付けたりといったことのないようにしましょう。

 

読心術に使えるテクニック

 

それでは具体的に、相手に心を読んでいるかのような印象を与えるテクニックについて解説していきます。

 

私が知っている知識を全部書き出してしまうと、本が一冊書けるレベルになってしまいますので、ここでは使いやすいものを4つ程度に厳選しました。

 

バーナム効果

 

バーナム効果とは、人の性格に関する誰でも当てはまるような記述を、自分だけに当てはまるものとしてとらえてしまう現象のことです。

 

例えば、「あなたには、まだ活かせていない能力があります。そして、周囲の人は、なかなかそのことに気付いてくれません」という内容のもの。

 

これは懐才不遇というフレーズで、占いでこれを使えば百発百中とまで言われるほど的中率の高いものです。

 

他にも星占いなんかでも、このバーナム効果はよく使われます。

 

文の主語を「あなたは」もしくは「○○座の人は」で始めて、次に誰でも多少は当てはまるような内容のことを書けば、それを見た人は「当たってる!」と感じるわけです。

 

文の主語を「あなたは」にして、まるで限定しているかのような言い方にすることで、誰にでも当てはまるようなことを書いたとしても、相手は的確に言い当てられたように感じるんですね。

 

ジェイクイーズ・ステートメント

 

ジェイクイーズ・ステートメントとは、誰でも絶対と言っていいほど経験する出来事について言及することです。

 

例えば、誰だって進学をどうするのかや、将来どんな仕事に就くのかといったことで悩むことってありますよね。

 

他にも、理想と現実とのギャップで思い悩むことがあったり、何かで挫折を経験したりということもあるはずです。

 

このような誰でも経験するような出来事について、主語を「あなた」にして、「あなたには、~ということがあったでしょう」と言うことで、言われた相手は当たっていると感じるわけです。

 

「~よね」

 

この「~よね」というのは、まさに魔法の言葉で、使いこなせば、かなりの威力を発揮します。

 

まずは最初の例が、「あなたのお父さんは、死んでいませんよね」というもの。

 

勘の鋭い方なら気づかれたかもしれませんが、この文は二つの意味に解釈できます。

 

一つ目が、まだ死んではいない、つまり、生きているということ。

 

そして、もう一つが、もう死んでいて、この世にいないという意味です。

 

占い師が自然な会話の中でこのフレーズを使えば、相談者は、占い師の先生はわかっているんだと思い込み、勝手に当たっている方を自分で選んでしまいます。

 

これの応用例としては、「あなたは、やってませんよね」を挙げることができます。

 

何か問題を起こしたかもしれない相手に対して、お前がやったんだろうと問い詰めるという意味と、念のために犯人ではないことを確認する意味の二つの意味があります。

 

次の例が、相手の微妙な変化を指摘する場合に使うもので、「あれ?髪切った?」だとか「何かいつもと違うよね」などが挙げられます。

 

こういった言葉をかけてもらうことで、もしそれが当たっていれば、相手としては、わかってくれていると感じるでしょうし、もしそうでなかったとしても、気にかけてくれてるんだなというのが伝わりますから、相手としては悪い気はしません。

 

注意点としては、会話で使用する場合、「よね」を語尾につけるときは、イントネーションは下げ調子になり、「よね」を省略するときは、逆に上げ調子になります。

 

最後の例が、相手の性格をさりげなく指摘する場合で、「○○さんって、△△(性格を表す単語)ですよね」というもの。

 

相手が自分の性格をどう感じているかなど、こちらには分かりません。

 

なので、文末に「よね」を使うことによって、私からはこのように見えていますというニュアンスを持たせるわけです。

 

そうすることで、指摘した内容が間違っていたとしても、外したということにはならなくなるので、相手との信頼関係にヒビが入るのを防げます。

 

ホット・リーディング

 

先ほど紹介した3つのテクニックは、いずれも事前情報を得ない状態で相手の心を読んだように見せかけるコールド・リーディングと呼ばれるテクニックに含まれるものです。

 

それに対して、事前に相手に関する情報収集を行い、あたかもその場で言い当てたかのように見せるテクニックホット・リーディングといいます。

 

コールド・リーディングは事前に情報を得ていないので、曖昧な事しか言えないわけですが、ホット・リーディングは、すでに答えを見てしまっているような状態なので、積極的にズバッと言えます。

 

今の時代にはインターネットやSNSがありますから、こういったツールを活用すれば、ある程度は相手に関する情報を集めることができます。

 

こういった情報を押さえておけば、相手としてはそれだけ興味を持ってくれているんだと思うでしょうから、悪い気はしないはずです。

 

一番やってはならないこと

 

相手との良好な関係を構築する上で、一番やってはならないことは何か?

 

それは、相手の価値観を踏みつけてしまうことです。

 

相手が大事にしている価値観を踏みつけるようなことをしてしまうと、「この人は、わかっていない!」と思われるだけでなく、「この人とは、もう二度と会いたくない!」とさえ思われてしまうんですね。

 

そうならないためにも大事になってくるのが、決めつけや押し付けをしないことです。

 

読心術に使えるテクニックを上手に活用しながら、相手とのいい関係を築いていきましょう。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。

プロフィール&ご挨拶

コメントを残す

*