作文の書き出しで悩む人への書き出し方7パターン

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作文するときに、「書き始めの最初の一文が思い浮かばない~!!」って悩む人は結構いますよね。

 

最初の一文さえ書ければ、後は流れでなんとか書けるという人もいるのでは?

 

今回は、書き出しで悩む人のために、お勧めの書き出し方7パターンを紹介します。

なぜ最初の一文で悩んでしまうのか?

最初の一文は、読者を引き込む重要な要素です。

 

この最初の一行目があまりにもショボいと、読み手は一瞬にして読む気を無くしてしまいます。

 

だから書き手としては、どんなふうに書き出せば読んでもらえるだろうかと、あれこれ悩んでしまうわけです。

 

最後まで読んでもらえるかどうかを決める大事な要素なわけですから、書き手にかかるプレッシャーは相当なもの。

 

また、最初の一文は、文章全体の印象をも左右してしまう部分です。

 

面接なんかで第一印象が大事だと言われるように、文章でも初めの書き出しで印象が決まってしまいます。

 

他にも、自分が言いたい結論に持っていくには、どんな書き出しにしたらいいのだろうかと悩む場合もありますよね。

 

このように、書き出しの最初の一文は文章の中では重要な位置を占めるため、なかなかいい文が思い浮かばないと悩む人が出てきます。

 

そこで、これから作文の書き出しの一文の書き方を7つのパターンに分けて、解説していきます。

 

最初の一文の始め方7パターン

①情景描写

主に小説でよく使われるパターンです。他にも感情に働きかけるような文章を書くときに使います。

 

自分の目に映った風景や、自分の心の中を描き出すことで、読み手を引き込みます。

 

読み手としては、まるでVR(仮想現実)のゴーグルを身につけて、あたかも書き手の世界を疑似体験しているような感じになり、文章に引き込まれていきます。

 

例えば・・・

 

国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。(川端康成、『雪国』)

 

この一文だけで、暗いトンネルを抜けた時に広がる一面の銀世界が、頭の中に浮かんできますよね。

 

美しい雪景色が読み手の頭の中に広がることによって、読み手は作品の中へと引き込まれていくのです。

 

他にも社会問題を扱うような文章で・・・

 

高齢で身寄りもなく、生活保護を受けて暮らすAさんは、新たな年を迎えることもなく、誰にも看取られることのないまま、ひっそりと息を引き取った。

 

・・・このような書き出しなら、高齢者で生活保護を受けている人は、生活保護受給世帯の52%にのぼる、という書き方よりもリアリティがあり、読み手を引き込みます。

 

社会問題を扱うような文章を書くうえでも、情景描写は有効な書き方なのです。

 

②とりあえず先に結論を書く

結論は通常、文章の最後に持ってくるものです。

 

しかし、小論文であったり、ビジネス関係の文章であったりする場合には、読み手は結論を早く知りたいわけですから、結論を最初に持ってきます。

 

結論を最初の述べたうえで、続いてその根拠やデータを書いていけばいいわけです。

 

もし時間が無くて最後まで書けなかったとしても、一番大事な結論は書いてしまっているので、大事な部分を書けなかったということは無くなります。

 

③疑問形で始める

扱っているテーマが難しすぎて読み手の関心を引くことが難しい場合ってありますよね。

 

難しい内容だと読み手は関心が薄いうえに、すぐに思考停止状態になり、読む気が無くなってしまいます。

 

そこで、書き出しを疑問形にします。

 

問いかけられた読み手は、関心が薄かったとしても、質問に答えようとすることで頭を使うことになります。

 

頭を使って考えているうちに、扱っているテーマについて関心がわいてくるもの。

 

例えば、「幸福」というテーマで考える場合。

 

「あなたにとっての幸せとは、何でしょうか?」と聞かれたら、一瞬何だろうと考えますよね。

 

幸福について考えることもなく、ただなんとなく生きてきたという人にとっては、ドキッとする質問かもしれません。

 

今まで幸福について考えることもしなかった読み手は、その質問を機会に自分の幸福について考えることで、書かれてある文章に対する関心も高まってきます。

 

このように、疑問形で書くということは、相手に頭を使わせて、無関心の状態から興味を掘り起こすということなんです。

 

④あるあるネタ

読み手に対して、何かお勧めしたい商品やサービスがあったり、読み手の共感を得たいときに使います。

 

テレフォンショッピングやブログなんかでも、よく見かけます。

 

「最近、歳のせいか、人の名前が思い出せないことってありますよね」みたいな感じです。

 

うまく読み手の共感を得ることができれば、読み手を引き込むことができます。

 

ただ、注意点は必ずしも共感を得られるわけではないということです。

 

読み手がどんな人なのかも分からずに使ってしまうと、外してしまう危険性もあります。

 

事前に読み手のことを調べておいて、このネタなら反応してくれるはずというメドをつけて使いましょう。

 

⑤格言、引用、データで始める

結論として何か明確に主張したいことがある場合に、その主張に関連した格言、引用、データを書き出しに持ってくるという手もあります。

 

この書き出し方は、情景描写の場合と違って、理性に訴えるような書き出し方なので、少しお堅い文章向けです。

 

例えば・・・

 

日本の借金は1000兆円、国民一人あたりに直すと800万円となる。

 

・・・こんなふうにデータで示すと、文章に説得力が出てきて、インパクトがあります。

 

また、読み手にあまり信用してもらえそうにないという場合、格言の力を借りたり、その分野で権威と言われているような人の文章を引用したりすることで、信用性を確保するという使い方もできます。

 

⑥現状の説明や一般論から

起承転結タイプの文章でよく見られる書き出し方です。

 

最初に、現状の説明や一般論など、誰にでも受け入れられるような内容の文で書き始め、転の部分で方向転換をして、結の部分で自分の意見を主張するというやり方です。

 

これも先ほどの書き出し方と同様に、お堅い文章向けです。

 

書き出しにインパクトが無いうえに、結論も最後まで読まないと分からないので、必ず最後まで読んでもらえるもの(例えば、論文や評論など)向けです。

 

⑦現状を否定する内容や一般論をひっくり返す内容

現状を説明したり、一般論から入るやり方とは逆の書き出し方です。

 

こちらは、お堅い文章でなくても使える書き方です。

 

現状や今までの常識を否定されることで、読み手は「えっ!」となり、興味を引きつけます。

 

バラエティー番組なんかでも、「あなたの常識が変わる!」みたいな感じで、視聴者の興味を引いていますよね。

 

それと同じです。

 

文章の型としては、起承転結ではなく、序破急になるでしょう。

 

序の部分で、常識を覆すようなことを述べ、破の部分で、その根拠を示す。

 

さらに、急の部分で、根拠の基となったデータを示して締めるというパターンです。

 

最初の一文を決める上で大事なこと

ここまで記事をお読みいただいた方の中には、具体的にどれを使ったらいいのかわからないという人もいるでしょう。

 

そこで、書き出しのパターンを決める上で大事になってくることを解説します。

 

文章の結論は何か

まず、書き手がどんな結論に持っていきたいのかによって、書き出し方は変わります。

 

いきなり結論から書き始める場合は別ですが、最初の一文は読者を結論へと導く大事な要素。

 

なので、結論がどんなものであるのかによって、その結論に持っていくのに一番合っているパターンを選ぶことになります。

 

相手はどんな人か

文章の読み手がどんな人なのかによっても、使用するパターンは変わってきます。

 

一般的に、相手が男性の場合は、男性は感情よりも理性の方が優位に働くため、データで説得するようなやり方が有効です。

 

逆に、相手が女性の場合は、理性よりも感情が優位に働くため、データを示す書き出し方よりも、共感が得やすいように情景描写などで書き出した方がいいということになります。

 

このように相手が、理性が優位に働くタイプの人なのか、感情が優位に働く人なのかによって、書き出し方も変わってきます。(ただし、あくまで一般的な場合です。男性でも女性的な人もいますし、女性でも男性っぽい人もいますので、その辺はご注意を。)

 

また、読み手の価値観興味によっても、どんな一文にすればいいのかも変わってきます。

 

最初の一文が、ちゃんと読み手の価値観や興味に合ったものでなければ、読み手はすぐに読むのをやめてしまいます!

 

なので、最初の一文は、読み手に合わせたものである必要があるわけです。

 

どんな種類の文章を書くのか

さらに、どんな種類の文章を書くのかも重要です。

 

例えば、論文のような事実を科学的に述べるような文章では、情景描写による書き出しは合いません。

 

パターンの解説の中でも少し触れましたが、お堅い文章に向くものと向かないものがあります。

 

これから書こうとするものが、読み手の感情に訴えかけるものなのか、それとも理性的に物事を議論しようとするものなのかで使用するパターンが限定されます。

 

読書感想文や商品レビューのような文章を書くのか、それとも、報告書や論文のような文章を書くのか。

 

どんな種類の文章であるのかによっても、一番合った書き出し方というのは、変わってきます。

 

最初の一文で悩まないために

以上のことをふまえると、結論読み手文章の種類という3つの要素によって、紹介した7パターンの中から合ったものを選び出せばいいということになります。

 

誰に対して何を伝えたいのか、そして、それに一番合った文章の種類は何なのか。

 

これがハッキリすれば、書き出しの一文は、どんなものがいいのかが決まります。

 

書き出すのに時間がかかるという人は、たいてい3つの要素がぼんやりしていることが多いです。

 

「結論は、とりあえず書きながら考えよう」とか思いながら書いていませんでしたか?

 

書きながら3つの要素について考えていると、文章がメチャクチャになってきます!

 

書き出しの一文を考える前に、この3つの要素はハッキリさせておきましょう。

 

 

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